コロナ禍で、運動不足、姿勢の悪さ、肩こり、腰痛などに悩む人が増えた現代。その不調を、誰でも簡単に解消できるようにしたい。
そんな思いを込めて、スポーツ科学の第一人者がエビデンスに基づいた新しい体操を考案した。その名も......「PARTY(パーティ)体操」!?
2022年8月17日に発売された『タオルで楽々! カラダほぐれる! 健康PARTY体操』(主婦の友社)は、新潟大学の村山敏夫さんが考案した「ラジオ体操を超える」新しい健康体操「PARTY体操」を紹介した1冊。
「PARTY体操」とは、元スキージャンパーで、スポーツ科学、応用健康医科学、健康生理学、運動機能解析などに詳しい村山さんが、村山研究室の学生たちとともに考案した新しい体操プログラム。
タオルさえあれば、無理をせず、誰でも筋肉を正しく動かせるようになるので、運動習慣のない人、きつい運動は続かない人も手軽に続けられる。
「PARTY体操」の最大の特徴は、「タオル」を持って体操すること。タオルを補助的に使うことで、「ストレッチ効果が高まる」「普段使っていない筋肉まで動かせる」「自分の姿勢のクセに気づきやすくなる」という3つの効果が得られる。
筋肉の動きを可視化できる「筋電図」を使って、ストレッチ効果、筋トレ効果のいずれも、タオルを使った場合の方が運動効果が高まることが分かったという。
全世代におなじみの体操「ラジオ体操第一」を筋電図で分析した結果、脚や背中の筋肉をはじめ、全身の筋肉がまんべんなく動いていることが確認された。
一方、「PARTY体操」を筋電図で見ると、全身の筋肉の7割を占める下半身の運動量は、ラジオ体操よりも大きいことが発覚。そのほか現代人の不調を引き起こす肩や背中の筋肉も、「PARTY体操」の方がより多く、効率的に動かせることが分かった。
この実験結果をふまえて誕生したのが、タオルを使った「PARTY体操」。「筋電図」を使って考案した体操プログラムは日本初だという。
本書では、村山式メソッドを元に考えられた17のPARTY体操プログラムを紹介している。
村山式メソッドとは、姿勢・筋肉・呼吸・腸・脳の5つを同時に活性化させ、カラダと心の全方位にアプローチできるように考えられたもの。現代人の不調の大きな要因である「姿勢」も、タオルを使うことでカラダの左右バランスをととのえ、正しい姿勢へとクセづけできるという。
深部の筋肉を活性化させる動きから、全身に効果的な動きを繰り返すことで、無理なく効率的に筋肉が使えるように。
筋肉を意識しながらカラダを動かせるよう、プログラムごとにどの筋肉に効くかを紹介。それぞれの動きのワンポイントも解説。足腰が痛む人には、座ってできる<座りバージョン>も。
「PARTY体操」のそれぞれのスペルには、こんな想いが込められている。
P (Personal&Positive) ― ひとりでもたのしくできる!
A (Active&Anywhere) ― 短時間でできるから、いつでも、どこでも!
R (Refresh&Recovery) ― 気持ちよく動けて心までリフレッシュ!
T (Therapy&withTowel) ― タオルを使うのでストレッチ効果も!
Y (Youthful&HappY) ― 毎日行えば若々しさがキープ
畳1畳ほどのスペースがあれば、いつでもどこでもできる。ひとりでやっても前向きに、元気になれる。リフレッシュしながら体調回復につながる。心まで癒されて若々しくなれる。それが「PARTY体操」!
YouTubeでは、音楽に合わせた「PARTY体操」を配信中。かりゆし58の前川真悟さんとプロデューサーYANGIMANさんが作った、レゲエ調のテーマ曲『PARTY』に合わせて、体操を楽しんでみては?
■村山敏夫さんプロフィール
新潟大学・人文社会科学系工学部工学科人間支援感性科学プログラム准教授。1973年、新潟県生まれ。新潟大学大学院自然科学研究科卒業。博士(工学)を取得。元スキージャンパーである自身の経験も活かし、主にスポーツ科学、応用健康医科学、健康生理学、運動機能解析の研究に従事。健康な社会を築くための仕組み構築を研究の柱とし、筋電図を用いた運動の解析や、行政、民間企業からの依頼を受けた社会調査にも取り組む。健康運動指導士や温泉利用指導者の資格も持つ。日本体育学会、日本体力医学会、日本体育測定評価学会、日本発育発達学会、自動車技術会、日本温泉気候物理医学会、地域デザイン学会会員。
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