2023年11月、歴史作家・河合敦さんの新著『平安の文豪』(ポプラ社)が発売された。
本書は、約1000年以上も読まれ続ける作品を執筆した、平安時代の異色の作家たちの知られざるエピソードを紹介したもの。
2024年の大河ドラマの主人公・紫式部が「おバカキャラ」を演じていた背景や、藤原道長の日記の「誤字・脱字」の多さなど、人に話したくなる豆知識が満載。
このほか、清少納言をはじめ、同時に5行の詩を書いたと言われる空海、モテすぎた美女の和泉式部、江戸時代まで親しまれていた百科事典を作成した源順など、教科書にも登場する作品を執筆した文豪たちの新たな側面を知ることができる。
歴史好きはもちろん、もう一度学び直したいという人にもオススメの1冊だ。
【紹介人物】
空海 書家・詩人としても活躍!とにかく筆が早い!
菅原道真 学問の神になった作家
紀貫之 和歌の第一人者として、リーダーシップを発揮
藤原道綱母 日本初の女流作家
藤原道長 学問、文芸を愛した頭脳派
清少納言 歌人一家の中で育った教養人
紫式部 学者であった父の蔵書を読み漁った才女
円仁 唐へ留学した体験記が人気
菅原孝標女 文学的環境に恵まれた作家
源順 詩文の才能に溢れた歌人
和泉式部 求婚殺到!モテすぎた美女
景戎 民衆に大人気の仏教説話集を執筆
西行 歌道、仏道からの人気で、伝説化された
後白河法皇 流行歌が大好き。長きにわたり政権を収める
九条兼実 歌道に関心が強く、歌人の庇護者となる
■河合敦さんプロフィール
かわい・あつし/歴史研究家・歴史作家。多摩大学客員教授・早稲田大学非常勤講師。1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(教育学研究科社会科教育専攻・日本史)。歴史書、歴史小説の執筆、講演、時代考証、監修など、幅広く活躍中。著書に『徳川15代将軍 解体新書』(ポプラ社)、『日本三大幕府を解剖する 鎌倉・室町・江戸幕府の特色と内幕』(朝日新書)、『日本史で読み解く「世襲」の流儀』(ビジネス社)。
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